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◆病は昼夜を分けません 急な病気にご用心!!
人間でも、動物でも急な病気や大怪我、それが夜中や明け方に起きた場合、あわてますよね。 その原因が分かっていて、経過の予測が立てられる時は、飼い主の皆様も冷静な対応が取れますが、突然苦しみだしたり、けいれんしたり、嘔吐が続いたり、出血が止まらないような時には、パニックに陥るのは当然のこと。「ペットクリニック」の看板を掲げている以上、夜中に電話が鳴るのも覚悟の上です。
過去に、当院で深夜など時間外に対応した病気・外傷では、 ・ お産関連(帝王切開術など) ・ お産後に生じた母体の低カルシウム血症(筋けいれん) ・ 人間用の薬剤や色々な異物を食べて(飲んで)しまった ・ 交通事故 ・ お風呂(熱湯)にニャンコが落ちて大火傷 ・ ケンカによる咬傷 ・ ニャンコがマンションのベランダから落ちた ・ ハチやムカデなどの毒虫刺され ・ 小鳥を踏んでしまった ・ 熱中症 ・ 糖尿病治療のインスリン注射に伴う低血糖発作 ・ てんかんによるけいれん発作 ・ 各種心臓発作 ・ 呼吸困難 ・ 胃捻転・腸重積による苦悶 ・ おしっこが出なくなって苦しそう ・ 原因不明の虚脱・突然死 などがあります。
人間の救急病院に当てはめると、一次救急(入院の必要がない程度)、二次救急(入院を必要)から三次救急(集中治療室での処置を要するもの)まで実に様々。ところで、私が、動物病院を開業した27年ほど前は、どちらの動物病院も急病や怪我の動物が出た場合には、「夜中でも明け方でも診るのが当然」と言う風潮でした。 でも、最近は夜間救急対応を引き受ける動物病院はずい分少なくなりましたね。 @ 夜間救急専門病院が出来て、一般開業獣医と役割分担が確立しつつある A 病院と自宅住居が別の場所(例えば貸店舗で開業)にあり、夜間は無人になる場合が増えた B 獣医師が一人の病院では、そもそも体制的と言うか体力的に適切な処置が出来ない
ことなどが、一般開業医が夜間救急を避けるようになった要因だと思われます。当院でも一時期、時間外・夜間救急を全て夜間救急専門病院に紹介することを検討しました。 しかし、それが必ずしも飼い主さんのニーズに合わないことが分かり、以前同様に当院でもお引き受けするようにしています。 救急専門病院のレベル(人・設備など)が急速に向上しているにもかかわらず、「飼い主さんのニーズを満足していない」理由を実際に受診された飼い主さんに訊ねると、
@ 基本的に初診になり、各種の検査を重複して行うので、金銭的負担が大変大きくなる A 夜間救急専門病院までの距離があり、治療開始までの時間がかかり、「救急」にならないことがある B 獣医師は交代勤務なので、何時も良い獣医師にあたるとは限らない
などが浮かび上がってきています。 そんな訳で、ホームドクターとして健康管理をさせていただいているワンコ・ニャンコを対象に、時間外救急対応を続けている次第です。
「いざと言う時に安心です」
こうおっしゃっていただけることが、私や夜間担当獣医師(ダンナです)にとってのモチベーション。 ここで、皆様にお願いがあります。 前のリストにあげた急な病気・怪我は確かに救急対応が必要なものばかりです。 しかし、中には、 「昼間から具合が悪かったが様子を見ていた。夜になって、容態が悪化したので診てほしい。」 と言うCaseもかなりの頻度あるのです。
少し早めに(診療時間内に)来院いただけたら、こちらとしてもスタッフ数など、より充分な体制で治療に当たれますし、「時間外診療費」も発生しません。 「急病と言う名の病気」の予防であり、何よりも、動物たちのためですからね。
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