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◆糖尿病にご用心!!
ペットには、予想外のトラブルが起こることがあります。 でも、飼い主さんが気をつけてあげることで防げることがほとんどです。 このページでは、大切な家族であるペットを守るための情報をお届けいたします。 おしっこにアリが群がる様子を見て、糖尿病の存在を指摘したのはギリシャ時代の医者ヒポクラテスでしたよね? この出来過ぎたエピソードは一種の寓話・作り話だろうと半信半疑でしたが実際にあるんです。
先日、わが愛犬コーギーのこーちゃんの散歩途中、電柱に残った半乾きのおしっこに無数のアリが集まっているのを見つけました。 おしっこの主がワンコであり、糖尿病である可能性は極めて高いと思われます。人間の頻度と比べるとはるかに少ないのですが、ワンコにもニャンコにも糖尿病は普通にあります。 糖尿病は原因が解明されておらず、したがって「予防」は出来ないので「予防のコーナー」にはそぐわないとも思いましたが、早期発見・早期治療は糖尿病の場合とても重要ですので、ご一読ください。・ ワンコ、ニャンコの糖尿病の原因:膵臓のβ細胞がダメージを受けてインスリンを十分に分泌できなくなった状態が根本にあり、そのために血液、組織中にブドウ糖が異常に溜まってしまう病気です。 β細胞がダメージを受ける、そもそもの原因には遺伝、アレルギー、ウイルス感染など諸説ありますがイヌネコの場合、充分に解明されていません。 しかし、肥満と加齢が糖尿病の誘引になることは人間の場合でも動物でも同じです。・ 症状は?:水を沢山飲んで尿を沢山すること、食餌の量と関係なく急にやせてくること、だるそうに息づかいが荒くなること等が特徴的です。・ 糖尿病の合併症:血管の障害、腎臓の障害、神経の障害を伴う場合が非常に多く、3大合併症といわれます。血管の障害により足などが腐る(壊疽)こと、腎臓の障害により腎不全に至ること、神経(+血管)の障害により網膜症に至り眼が見えなくなるなどが起こり得ます。また、感染に弱くなる特徴もあります。・ 糖尿病の分類:若年時に発症し、インスリン分泌がほとんど見られなくなるタイプ(T型=インスリン依存型)と肥満などが引き金になり、インスリン抵抗性が高まるタイプ(U型=インスリン非依存型)に分類されます。ワンコ、ニャンコの場合もこの分類は有効だとされます。・ ワンコ・ニャンコの糖尿病の比較:米国の調査によると、ワンコの発生頻度はニャンコの4倍多いとされています。・ 糖尿病の治療:糖尿病はごく一部の例外を除き、治癒することはありませんので、食事療法と薬物療法をほぼ一生継続することになります。
@ 食餌療法:食餌療法(カロリー制限)が糖尿病の治療の基本です。以前は適切な食餌を作るのは大変でしたが、今は糖尿病の処方食が市販されています。 A 薬物療法:薬物療法は血糖値を100-150mg/dl程度に保つ量のインスリンを毎日皮下注射することです。ニャンコの場合、経口糖尿病薬も使います。・予後(将来予測)について:上述のとおり、糖尿病は完全に治すことは出来ません。食餌療法をしっかり行い、定期的に受診(検査)し、決められた量のインスリンを注射して頂くと、何年でも元気でいられます。 N 家のニャンコのシロ君は、初診時400mg/dlを超す血糖値を示したT型糖尿病ですが、飼い主さんがきちんと食餌療法とインスリン注射を続けて下さっていて(下の写真はNさんが注射をしているところです)、血糖コントロール良好で、闘病生活2年の今日も元気に過ごしています。優等生。ご不明な点がありましたら、何なりとご質問ください。
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